EXHIBITIONS

HOME > EXHIBITIONS > YOKOSUKA AGAIN

YOKOSUKA AGAIN

石内都

1998年10月12日(月)〜10月31日(土)

19981021.jpg

町から受けた傷がある。それは眼にはみえないものなので思い込みだけの痕跡だ。それがいつの間にか写真になり、その町は幻影のように遠くなる。
1977年、以前から暮らしていた町を撮影して、初めての個展を開いた。その時は写真について何も知らず、ましてや写真家になるなんて夢にも思わず、ただ所在のない熱気と、身に付いた切実さがあるだけで、キリキリと思い出さずにはいられない痛みのうずきを確かめるように町を歩き、写真を撮り、プリントしていた。その写真は無知の強さと相俟って粒子のひと粒、ひと粒に記憶が黒々とにじんでいた。横須賀を写真に撮る。それは取りも直さず思春期への追憶の旅。思い出、過去、記録、時間、痕跡、写真のすべてがこの町に用意されていた。横須賀は写真がとてもよく似合う。

「YOKOSUKA AGAIN1980-1990」は「FROM YOKOSUKA」展からちょうどEMクラブが閉鎖され、老朽化の名のもとに、じわじわと廃虚になるべく歳月をかけ、りっぱに廃虚になって解体された1990年までの写真で構成した。
横須賀ふたたび、See you again。

石内都の原点ともいえる写真作品が並びます。この展覧会を多くのかたがたに知って頂きたく思います。

  尚、1998年10月8日(木)〜11月24日(火)国立国際美術館での展覧会「芸術と環境—エコロジーの視点から」に石内都最新作「SCARS」が出展されます。
そして、10月17日(土)14:00〜石内都レクチャーが開催され、作品についてのさまざまな話が伺えることと思います。ギャラリーでは、レクチャーツアーを組みます。10:30ギャラリー集合で、国立国際美術館での展覧会をみた後、レクチャーに参加する方を募集します。お申込はギャラリーまで。必ず、事前にご予約ください。
(06-366-8226 綾まで)

 

PAGETOP